まえから行ってみたかった、芸術家/建築家の荒川修作+マドリン・ギンズの
三鷹天命反転住宅に行きました。
ファミリー見学会なる企画が存在してたのを知らなくて、知って即効申込

はやく言ってよ〜

この日、企画開始時間に、東京地方は台風上陸で猛烈な暴風雨



かなり危ない思いをして辿りつきましたよ。。
外観






全部で9戸ある部屋のなか、ショートステイで貸している一部屋を拝見。
荒川修作さんの建築設計所にお勤めの方が、建物についての解説をして下さいました。
内外装に14色の鮮やかな色が施され、一部屋一部屋の色の組合せが全く異なるとの事。
この色の多さについて、人は一度に6色以上が視界に入ると、色を認識する事をしなくなるそうです。
自然界には非常に多くの色が存在していますが、人間が自然を見た時にその色の数を数えようえようとはしません。
逆にその色彩に心地よさを感じたりします。
そんな効果を考えて、どこを見ても6色以上が目に入るように設計されているとの事です。
入ると円いリビングでど真ん中にキッチン。
そして床がでこぼこ、じゃりじゃり。。

床のでこぼこ(アップの写真、撮り忘れ。。)は、大小2パターンあり、それぞれ大人と子供の土踏まずにフィット。
青竹踏み的な効果が有るとの事。
その円いリビングに部屋のユニットがくっ付いてる感じ。
唯一の仕切りである障子で仕切られる部屋。
畳ではなくカーペットだった。

障子は気配が感じられる仕切りを、と言う事で選択したとか。

球体の部屋

中で音を出すと、いろんな方向から反射が。

その球体の部屋で記念撮影




シャワー、洗面所、トイレ

シャワーの左(洗濯機の正面)に洗面台

シャワーの真裏にトイレ
これ匂いどうすんの


なかにはこんなのも。
梯子。

そしてちょっとわかりずらいかもですが、なにやらぶら下がっている。。
これは、吊るし収納。
天井に多数、モノを吊るせるフックが打ち込んであります。
いわゆる収納というものが存在しない代わりに、吊るし収納を工夫するように設計されているとの事とです。
このフックでハンモックも吊るされていました。
そもそも、この物件のコンセプトですが
HPのコンセプトページには、このようにありました。
"「死なないための家」、そして In Memory of Helen Keller 〜ヘレン・ケラーのために〜 と謳われる理由には、さまざまな身体能力の違いを越えて、この住宅には住む人それぞれに合った使用の仕方があり、その使用法は自由であるということが言えます。3歳の子どもが大人より使いこなせる場所もあれば、70歳以上の大人にしかできない動きも生じます。
私たち一人一人の身体はすべて異なっており、日々変化するものでもあります。与えられた環境・条件をあたりまえと思わずにちょっと過ごしてみるだけで、今まで不可能と思われていたことが可能になるかもしれない=天命反転が可能になる、ということでもあります。荒川修作+マドリン・ギンズは「天命反転」の実践を成し遂げた人物として、ヘレン・ケラーを作品を制作する上でのモデルとしています。
三鷹天命反転住宅は、私たち一人一人がヘレン・ケラーのようになれる可能性を秘めています。その意味において、三鷹天命反転住宅は「死なないための家」となるのです。"目、耳、手足等で、普段味わえない感覚を味わえますね。。
正直、ここち良いかどうかは置いておいて。。
ここち悪くても、鍛えられて結果的にここち良く感じられるようになるのだろうか??
更にその結論として、体に良い結果に結び付くと。
そういうこと??
う〜ん。。
でもちょっと落ち着かないかなぁ。。
その後、実際に使用されている事例として、1Fにある荒川修作の事務所を拝見。
荒川さんの机
この椅子、IKEAですね。

キッチン

こちらの事務所は先ほどのショートステイ部屋と違い、一部屋多く3LDKで畳の部屋があります。
まあるい畳敷きで窓辺には砂利が敷いてあって風流な。
本日解説いただいた事務所にお勤めの方の、お仕事スペースとの事。

球体の部屋

オーディオがあってブランコが。
確かにこの部屋で音楽を聞いたら、反射で面白い事になりそう

実際聞かせて貰うには至らず。。

天井のフックからこんなのもぶら下がってて。

そして、こちらの物件の書籍

う〜ん。。
住宅ですよね。。
アーティックな物に囲まれての生活は良さそうですが、体が悲鳴を上げそうな。。
住んでみると心地よくなるんだろうか?そして結果体の調子が良くなるんだろか?
美術館や子供の遊び場と思えば、ものすごく楽しかったです。
むすめも完全に遊具施設に行ったと思っているみたい

大人になるまでむすめは覚えているかな?
将来の夢は「サンリオのデザイナー」なむすめ
posted by おとうちゃん at 18:00
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